稲を刈る

Thinking

日本人に欠かせないお米。

日本食に欠かせないお米。

現代の日本人の何割が米作りに関わったことがあるのだろうか。

田植え、稲刈りだけではなく、草刈り、肥料、水の管理など

やらなければならない仕事はたくさんある。

昔は機械に頼ることなく、手が必要なときは村中の人に手伝ってもらい行っていた。

それがあたりまえの文化でもあった。

今はどうだろう。多くの人にとって米は買うもの。作るものではないのだ。

多くの時間と多くのお金を農機具につぎ込み作り出したお米。

割に合わないと人は言う。

機械化されて人が減っても田んぼに来客は必ず来る。

バッタが飛び跳ねカエルがゲロゲロ。

田んぼを住処にしていた虫たちが稲刈りが終わると同時に動き出し、

ツバメやサギが餌を狙いにやってくる。

そんなシークエンスもだんだんと失われていっている。

当たり前だった田園の風景がいつの間にか太陽光パネルに変わっていく。

時代の流れと言ってしまえばそれで終わりだけれど、

いつまでたっても稲刈りマインドは忘れまい。

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